合成繊維の技術確立とともに生まれてきたふとんで、軽くて暖かいというのが最大の特長です。
現在の掛けふとんの約70%は合繊ふとんが占めるほど、目覚しい普及ぶりを示しています。
合繊(ポリエステル)ふとんの特徴
合繊(ポリエステル)ふとんの種類
掛けふとんには、通常の掛けふとん、肌掛けふとん、夏掛けふとんがあります。
また、近年では敷きふとんに適したわたの開発が進められ、弾力性、圧縮回復性能に優れたものもあります。
さらに、ポリエステルは綿(コットン)や羊毛とのミックス、ポリエステル単独で使用されるもの、固わたとして他の素材との組合せで使用されるものなど、幅広く使われています。
合繊(ポリエステル)ふとんの機能
抗菌防臭加工 | 黄色ブドウ球菌などの増殖を抑え、臭いを防ぎます。 |
制菌加工 | 菌の増殖を抑えます。 |
防ダニ加工 | ダニを寄りつきにくくします。 |
消臭加工 | アンモニア、酢酸、腐敗臭などの臭いを少なくします。 |
吸汗(親水)加工 | 汗などの水分を吸着します。 |
吸湿性加工 | 湿気を吸着します。 |
芳香加工 | 植物などの香りがします。 |
遠赤外線加工 | 遠赤外線を放射して保温効果を高めます。 |
難燃加工 | 燃えにくくします。 |
羽毛タッチ加工 | 独特のぬめり、風合いがあり洗濯耐久性にすぐれています。 |
合繊(ポリエステル)ふとんを購入する時の注意点
また、全日本寝具寝装品協会が発行している「GFマ-ク」の付いたふとんや、信頼のおけるお店でお買い求めになると安心です。
合繊(ポリエステル)ふとんは軽いが保温性がある
ふとんの保温性は詰めもの量の多少でなく、空気の量(かさ高)によって左右されますので、かさ高性に富んだポリエステルは保温性に優れています。
合繊(ポリエステル)ふとんはムレない
喘息の方には合繊(ポリエステル)ふとんが良い
ポリエステルは、繊維そのものが強いので、摩擦や折りたたみを繰り返しても切れにくく、「わたぼこり」がほとんど出ません。
さらに、細菌の温床にもなりにくく、衛生的ですので、ぜん息に良いと言われています。
また、ポリエステルには、防ダニや抗菌など衛生機能を施したものもありますので、ご使用をお勧めします。
防ダニ、抗菌防臭加工等のふとんの安全性と効果期間
合繊(ポリエステル)ふとんの買い替えの目安
かさ高性がなくなると保温性が低下し、弾力性が低下すると、寝たときの寝姿勢の保持機能が低下します。
また、汗などの不純物が詰めものに付着して衛生面も損なわれます。
合繊(ポリエステル)ふとんの買い替えは、掛けふとんが約5年位、敷きふとんで5年位が一応の目安です。
合繊(ポリエステル)ふとんの干し方
太陽光には殺菌効果がありますので、衛生的にお使いいただけます。
合繊(ポリエステル)ふとんのクリーニング
最近「ふとん」を丸ごと水で洗うことが関心を呼んでいます。
ふとんの水洗いに最も適しているのが合繊(ポリエステル)ふとんですが、品質表示やラベルなどをご確認ください。
ご家庭での洗濯が可能であるという表示のある場合は、ふとん及び洗濯機の洗濯マニュアルに従って洗ってください。
それ以外のふとんは、ご家庭での洗濯はお避けください。