日頃の使い方とご注意
- ふとんの本体には生地の傷みや汚れを防ぐため、カバーやシーツを掛けてお使い頂く事をおすすめします。
カバーやシーツは、こまめに洗濯してください。 - ふとんは日に干すか、ふとん乾燥機をご使用ください。
- 畳や床にふとんを敷いている場合は、ふとんの上げ下ろしは基本的に毎日してください。
人は、就寝中コップ一杯分の汗をかくと言われています。ふとんの下に湿気がこもると、カビやダニの原因になります。
ふとんの干し方
ふとんを干す頻度と時間
ふとんの種類 | 干す頻度 | 干す時間 |
---|---|---|
綿(コットン)ふとん | 週に1~2回程度 | 片面2時間位 |
合繊(ポリエステル)ふとん | ||
羊毛(ウール)ふとん | 週に1回程度 | |
羽毛(羽根)ふとん | 月に1~2回程度 | 片面1時間位 |
※真綿ふとんの場合は、月に1~2回程度、風通しの良い日陰に干すだけで十分です。
ふとんに掃除機をかける時の裏技
そういった経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
ふとん専用の掃除機吸い込み口もありますが、普通の吸い込み口でも上手にふとん表面に掃除機をかけられる裏技が、民放の某テレビ番組で紹介されていました。
用意するものは、ビニール紐とセロテープだけです。
- ビニール紐の端を、セロテープで止めます。(図の赤丸部分)
- 紐を、1センチ程度の間隔で、きつめにしっかりと巻いていきます。
- 端まで巻いたら、紐をまたセロテープで止めます。(図の赤丸部分)
これだけで、吸い込み口にふとんを吸い付かせずに掃除機をかける事が出来ます。
ちょっとした工夫で、お掃除やふとんのケアが楽になりますね。とても上手い方法でしたので、ご紹介させていただきました。
ふとんの洗い方
- 部分的にふとん生地が汚れたら、すぐにつまみ洗いし、十分乾燥してください。
- クリーニングする場合には、専門業者か、寝具専門店にご依頼ください。
ご家庭での水洗いは、『ウォッシャブル』と表示してある薄いもの以外はお避けください。 -
一般家庭での洗濯が可能なふとん(ウォッシャブル)の洗い方
- 洗濯機をご使用の場合は「大物コース又はふとんコース」をご使用ください。
- すすぎを充分した後に、脱水は洗濯機又は手絞りで軽く行ってください。
- 乾燥は風通しのよい日陰に干し、軽く叩いて詰めものの片寄りを直し、竿に2本掛けして吊り干しで十分に乾燥してください。
- 洗濯水の温度及び洗剤は次のものをご使用してください。
- 羊毛(ウール)ふとん、羽毛(羽根)ふとん
⇒ 洗濯水は30℃以下、洗剤は中性洗剤をご使用ください。 - 合繊(ポリエステル)ふとん
⇒ 洗濯水は40℃以下、洗剤は合成洗剤をご使用ください。
- 羊毛(ウール)ふとん、羽毛(羽根)ふとん
ふとんの収納と保管
- 湿気の少ない場所に、敷きふとんは下に、掛けふとんは上に収納してください。
- しばらく使わないときは、一度日に干してから、カバーやシーツをはずし、湿気の少ない場所に保管してください。
- ダニやカビを防ぐため、使わない間でも、ふとんはときどき日に干し、押入れも乾燥させてください。
- ふとん圧縮袋に長期間入れっぱなしにしておくと、ふとんのかさ高がなくなる場合があります。
ふっくらとさせるには、ふとん圧縮袋から出したら、まず日干しを3~4時間することをお勧めします。
日干しすることにより、羽毛(羽根)ふとんはほぼ完全に回復しますが、綿(コットン)ふとんや合繊(ポリエステル)は7~9割前後の回復率です。
また、圧縮袋を使用しますと、ふとん生地のシワが少し残りますのでご注意ください。
ふとんのリフォーム・打ち直し
綿(コットン)ふとんの打ち直し
- 日に干してもふくらまなくなったり、ふとん生地の汚れがひどい時は、打ち直しにお出しください。
- 打ち直しは、掛けふとんは5年位、敷きふとんは3年位が目安です。
-
打ち直しは固くなったわたをときほぐすもので、傷んだ繊維を直すものではありません。
固くなったわたをほぐすときに、機械でわたの繊維を切り短くなったりしますので、かさ高の回復力等の性能が落ちますから、打ち直し後はわたが固くなりがちです。
打ち直しをされる場合は、2回位が限度でしょう。
羽毛(羽根)ふとんのリフォーム(仕立て直し)加工
- ふとんのかさ高が減ってきたり、ふとん生地の汚れがひどい時、詰めものが極端に片寄ってしまった時には、リフォーム加工にお出しください。
- リフォームは、5年位が目安です。